犬は人の言葉がわかる ? ワン ! U^ェ^U
ワンちゃんに「ごはんだよ」と声をかけると、喜んで寄ってきますし、「散歩行くよ」と声をかけると喜んで早く連れて行ってと急かしてきます。
この光景を見ると、犬は人の言葉がわかっていると思えます。
しかし、犬は言葉の意味を理解しているわけではありません。
ワンちゃんはこれまでの経験から予測してどんなことが起こるかわかるのです。
言葉の意味ではなく、言葉の調子を理解していると言えます。
また、大好きな飼い主さんの声は、すぐにわかりますし、それが自分に対して言われているということも、わかります。他にも雰囲気、飼い主さんの表情を観察して総合的に理解します。
ワンちゃんは大好きな飼い主さんから声をかけられたり、話をしてもらうのが、とても嬉しいのだと思います。話の内容はわからなくても、自分に対して何かを話してくれていることが嬉しいと感じています。
犬に対して一生懸命話をするのは、飼い主さんからの一方通行のコミュニケーションに見えるかもしれませんが、実は、飼い主さんと犬との、双方向のコミュニケーションになっているのだと思います。
また、飼い主としても、ワンちゃんに一生懸命話をしていると、だんだん、犬が話の内容を理解してくれているように感じてきます。そして、それに対して、ワンちゃんが何かを答えようとしている、そしてその何かもなんとなくわかったような気がしてきます。
犬は飼い主の言葉を理解しているのかもしれない、そんな気持ちになってきます。
実際に犬は、人間の感情を理解していると思います。
飼い主が楽しい時は、犬も楽しくなり、飼い主が悲しい時は、犬も悲しくなる。
飼い主が元気がなくて、泣いているときに愛犬が心配そうに横でなぐさめてくれるのも
いつも元気でやさしい飼い主さんが悲しそうな「表情」をしているということがわかるのでそばで心配してくれているんですね。
人間と違って、犬はけっして話しかけた言葉を否定したり、反論したりしません。もちろん、慰めの言葉も言ってはくれませんが、その表情や態度は、充分話しかけに対して答えてくれていると思います。
犬は、飼い主さんが自分に対して話しかけてくれていることがわかり、そして、それが嬉しいから、たくさん話しかけてほしい、そして、飼い主さんの感情や気持ちも、犬は感じ取ることができるのです。家族に話しかけるのと同じように、ワンちゃんにも心をこめてたくさん話しかけてあげましょう。
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