賢い犬ランキング

賢い犬ランキングとは

一般的に犬の知能は、人間の2~3歳くらいの子供と同等と言われています。
しかし近年では、犬に対する様々な研究が盛んに行われるようになり、その能力についての詳細が徐々にあきらかになってきました。
その結果のひとつが、この『賢い犬ランキング』です。犬の知能研究の第一人者でもあるカナダのスタンレー・コレン博士はコロンビア大学の心理学者でありドックトレーナーでもあります。そんな彼の研究により133犬種に及ぶ作業・服従知能から犬がコマンド(指示)を理解する能力を導き出しそれをランキング化したものです。

賢い犬ランキング~コマンド(指示)を理解する能力判定~

それでは早速ランキング1~5位までを見ていきましょう!!

〇1位 ボーダーコリー

イギリスで牧羊犬としての古い歴史を持ちながら、その高い知能と運動能力は近年フリスビーやアジリティなどドックスポーツの世界においても一目置かれる存在になっています。多くのボーダーコリーが家庭犬となった現在においても、牧羊犬としての能力の高さは健在であり『キングオブシープドック』の異名が揺らぐことはありません。

〇2位 プードル

フランスで水辺に住むカモ猟に使われその能力の高さからchien canard(カモ犬)を意味する『caniche(カニシュ)』と呼ばれていた犬です。猟を安全かつスムーズに行うため一部を残し毛を刈り込むあの独特なカットが誕生しました。その頭の良さから当時はサーカスなどにも使われ、近年では小型の嘱託警察犬として可愛いながらも頼もしい活躍が見られます。

〇3位 ジャーマンシェパード

ドイツで牧羊犬として作られた犬種で一見するとオオカミのような姿が特徴的です。近年では警察犬として有名な犬種ですが、ずば抜けた運動能力と学習能力は警察犬はもちろんのことその昔は軍用犬などにも使われ、その他にも現在に至るまで捜索救助犬、麻薬探知犬、盲導犬など様々な場面で能力を発揮する、他に類を見ない才能にあふれた犬です。

〇4位 ゴールデンレトリーバー

犬種名になっているretriever(回収者)の名の通り元々はイギリスでハンターが撃った獲物を回収する鳥猟犬として仕事をしていた犬です。その後、水陸両方で自由自在に活動できる現在のゴールデンが誕生しました。穏やかで愛情豊かな性格は日本においても人気を博し、近年ではタフで賢い一面から災害救助犬としての頼もしい活躍が見られています。

〇5位 ドーベルマン

ドイツで犬種名にもなっているカール・ルイス・ドーベルマン氏という人物が、警備犬として作った犬です。警備犬として改良された歴史から厳しい訓練にも耐える大変賢い犬種で、警備犬の他にも警察犬、軍用犬、麻薬探知犬、海外においては番犬としてなど様々な分野で仕事ができる万能犬。戦時中には日本においても軍用犬として起用され活躍が見られました。

賢い犬ランキングいかがでしたか?
予想通りだった方、なんか違うかもって方、うちの子入ってないじゃ~んて方、様々かと思います。
しかし、人それぞれ違う個性があるようにワンちゃんにも得意なことと不得意なことがあります。理解が早いタイプもいれば、理解できるまで時間がかかってしまうタイプがいるのは当然のこと...。
このランキングで上位に入らなかった多くの犬種について、『あぁ...うちの子は賢くないのか』なんて投げやりな気持ちにならずに、これからもぜひあたたかい気持ちでワンちゃんに向き合ってあげてくださいね!

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