ペットは飼い主に似るというのは本当?

犬

ペットは飼い主に似るといいますが、本当にペットは飼い主に似るのでしょうか?

「人は自分に似たものを好む」

ダックス

犬の研究ですが、カルフォルニア大学の心理学者が、ある実験をしました。
この実験は飼い主と犬の写真をバラバラにし、全くの他人が飼い主と犬を当てるという実験です。
結果は、犬が純血種の場合25匹中16匹で、本当の飼い主と犬の組み合わせを選びました。

しかしこの実験では、ミックス犬の場合には犬と飼い主が似ているという結果は得られませんでした。研究者は「ミックス犬は成犬時の顔付きが予想できないため、飼い主が似た犬を選ぶ事ができないからである」と考察しています。

この実験の結果は、「飼っているうちに飼い主と犬の顔が似てくるのでは無くて、飼い主が自分に似ている子犬を選んでいる」ということです。
見た目が、ペットは飼い主に似るというのは、このケースにあたると思います。

見た目以外、生活習慣や性格はどうでしょう。

猫

まず「ペットは自分の運命を決められない」ということがあります。
人の場合は、自分で食べるものや住む場所など、生き方を自由に決められます。
自分の意思で判断し、人生を左右できます。
しかしペットの場合、そうはいきません。
ペットは食べるものの種類や量から始まり、住む環境も、散歩など、飼い主の動向しだいです。

もし、だらしない飼い主に飼われると、ペットもだらしなくなります。
自分の食生活に気を配らない人は、ペットの食生活にもあまり気を配らないでしょう。
犬は散歩の回数も距離も、飼い主に合わせることになりますので、歩く習慣が少ない飼い主だったら、運動不足で太ってしまう可能性が高くなります。

チワワ

飼い主がしっかりしていると、犬の成長もしっかりとします。
毎日決まった時間に散歩をする習慣を持つ飼い主であれば、犬も定期的にストレスを発散できます。
飼い主が運動好きであれば、犬も運動する機会が増え、たくましくなります。
健康を意識する飼い主であれば、自分の健康管理を意識するくらいですから、ペットに与える食事にも気を配ることでしょう。
笑顔の多い飼い主の場合、ペットと接する時も笑顔ですから、ペットも明るくなると思います。

いいケースとして逆にペットに合わせる飼い主さんもいるはずです。
「運動は嫌いだったけど、ワンちゃんの為に、早起きして散歩に出かける習慣がついて、健康にも気を使うようになった」
「ペットのおかげで、明るくなり、社交的になった」という話はよく聞きます。

ですから、ペットは飼い主に体付き・性格も似てくるのではないでしょうか。

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