猫のストレス
「猫はいつも寝てばかりいていいなー」と思われている飼主さんが多いのではないでしょうか。でも、猫も人と同じでストレスを感じている事があります。猫ちゃんがストレスを感じた時にはどんな行動をとり、症状が出るのでしょうか。
猫のストレスサイン
・走る、ジャンプする等の移動行動が減る。
・おもちゃで遊ぶ等の遊び行動が減る。
・ベッドの下など見えない所に隠れて出てこない等、引きこもり行動が増える。
・威嚇、噛みつき、引っかき等の攻撃行動が増える。
・急に痩せる。
猫がストレスを感じる原因と対処法
・トイレが汚い
猫は清潔好きなので、トイレが汚い場合、おしっこをしなくなり、病気の原因にもなります。また、トイレは猫の人数分用意するのが望ましいです。
・食事に問題がある
栄養のバランス、量が適切でない、水が足りていない等。
生命維持に必要な食事が不足するのは、ストレスの原因に直結します。水はこまめに換えてあげて、清潔に保ってあげましょう。
・寝床が整っていない
寝床は、柔らかくて清潔にしましょう。
・隠れ家が確保されていない
猫はストレスを感じた時、隠れ家で心を落ち着かせます。ベッドの下など、隠れることができるスペースがあればいいです。
・遊びが足りていない
飼い主さんが十分に遊んであげましょう。遊びを怠ると運動不足になります。
・スキンシップが足りていない
寝ている時など、触りすぎでストレスになることもありますが、猫が自分から寄ってきて甘える時には十分に撫でてあげましょう。
・周囲の音が大きい
工事の音、人の声など。猫は聴覚がすぐれていますので、人間がうるさいと感じる時には、相当なストレスになるでしょう。窓を閉める、大きな音を出さないようにするなど、音を軽減させる対応をしましょう。
・引っ越し
猫は一般的に慣れ親しんだ環境、テリトリーの中にいることで安心する動物です。テリトリーを離れる引越しは非常にストレスが大きくなります。
引越し屋さんが自分の家にドタバタ入ってきて、家具を持って行ってしまうことの意味は分からず、「自分の安全が壊されている」と恐怖を感じます。引っ越し作業を始める前は、猫をキャリーバッグに入れて静かな場所に移動させておきましょう。どうしても猫を隔離するスペースがない場合は、引っ越し荷物の搬出が済むまで、知り合いの家や動物病院、ペットホテルに一時預けるなどしてください。
飼い主さんが少し気にかけてあげるだけで、猫ちゃんはストレスなく快適な生活を送る事が出来ます。ストレスが多いと病気になるリスクが高くなりますので、猫の様子を注意深く観察してください。
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