犬は喧嘩の仲裁をする
ワンちゃんと暮らしている家庭で、ケンカが起きた時、ワンちゃんが間に入ってくる事があります。まるで犬がケンカを仲裁するような行動で、犬同士、猫同士、人間同士のケンカで見られます。なぜこのような行動に出るのでしょうか。
犬がケンカを仲裁する理由
犬は群れで生活してきました。敵から身を守る為に、仲間と協力し合って集団で生きてきたのです。集団生活をするうえで、仲間同士での争いを避けようとする性質が未だに残っているのです。
ケンカが起こると、間に割り込んで自分が不快であることを表明し、相手の行動にけん制を示すカーミングシグナルだったり、その2匹(2人)の緊張関係を解こうと「ケンカをやめて!」というシグナルを発します。
夫婦ゲンカをすると、ワンちゃんが飛んできて「ワンワン!」と鳴きながら間に入って仲裁をする事があると思います。その時にはきっと「ママ、パパ落ち着いて!もうケンカはやめて!」と言っていることでしょう。ワンちゃんは喧嘩している犬・人がいると不快感を感じますし、心配をさせないためにも、無駄なケンカはやめましょう。
「夫婦喧嘩は犬も食わない」ということわざがあります。夫婦喧嘩は、つまらない原因であったり、一時的なものであったりするから、他人が間に入って仲裁したり心配するものではないというたとえですね。でもワンちゃんはしっかり仲裁をするのです。
誰かに止められて、ハッ!とするのは人間も動物達も同じです。みんな仲良く過ごすようにしたいですね。
仲裁ではなく間に入ってくることもある
来客や家族がみんなで喋っていて、犬に注目が集まっていない時に、ソファに寄りかかり喋っている飼い主のそばに寄ってきて「自分も入れて!」とばかりに自己主張するワンちゃんもいます。
飼い主の手の下に頭を入れてみたり、前足を飼い主の膝の上に乗せる行為はかまって欲しいというサインです。
人間の間に入ってきても全てが仲裁ではなく、自己アピールのために入ってくる場合もあります。
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