猫の鳴き声の秘密
猫は鳴き声のトーンや仕草などで、気持ちを伝えてきます。しかも猫同士では、親子の関係でなければ鳴き声を使い分けることはせず、人間に対してだけだそうです。
私達がよく聞く「ニャー」「ニャーオ」「ニャア」といった鳴き声は、実は猫同士ではほとんど使われません。この鳴き声は、本来子猫が母親に居場所を伝え、母親が子猫を呼ぶ時に使われます。
うっかり鳴くと居場所が外敵にばれて危険なので、猫同士の世界では喧嘩や威嚇をする時くらいしか鳴きません。オトナの猫同士では耳の動きや姿勢、しぐさなどのボディランゲージでコミュニケーションを取ります。
人間(飼い主)と猫の関係は母子関係に近いといえるでしょう。
どの鳴き声がどういう感情表現か分かれば、猫ちゃんの気持ちが理解できます。次が代表的な猫の気持ちを表す鳴き方です。
○「ニャー」「ニャーオ」「ニャア」
「ごはんちょーだい」、「遊んで」、「撫でて」など、飼い主さんに要求する時の鳴き方です。
圧倒的にごはんの催促である事が多いようです。
○「フーッ」「シャー」「ナー」
「なんだよ!」「あっち行け!」など、怒っている時や威嚇する時です。
○「ゴロゴロ」「グルグル」
「幸せー」「心地いいー」と、安心・リラックスしている時です。
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